Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
須崎 武則
Journal of Nuclear Science and Technology, 28(12), p.1067 - 1077, 1991/12
中性子実効増倍係数kに関する比較を行うため、軽水減速、軽水反射の低濃縮ウラン燃料格子炉心を対象としてパルス実験、指数実験及びモンテカルロ中性子輸送計算を実施した。実験では、測定された時間及び空間減衰定数から、炉心領域での中性子バランスを記述する簡単な炉物理モデルを用いてkを導出した。これら3種のkの間の差について、2群中性子拡散方程式を解析的に解くことにより検討したところ、炉心内のバックリングの差に起因することがわかった。もう1つのkとして、反射体領域を含む全領域での中性子バランスに基づくkを定義し、その値を実験的に求めたところ、3種の方法の間の差は著しく改善された。
須崎 武則; 柳澤 宏司; 小林 岩夫
Proc. of the Int. Topical Meeting on Safety Margins in Criticality Safety, p.112 - 119, 1989/00
軽水反射体付き炉心について、炉心寸法を種々変化させてパルス実験及び指数実験により中性子実効増倍係数を測定し、モンテカルロ中性子輸送計算コードの結果と比較したところ、炉心寸法の減少とともに、3者の間の差異が拡大する結果が得られた。3者の中性子バランスを記述する2群拡散方程式を解析的に解くことにより、その原因は炉心内の中性子空間分布の漸近分布の相異にあることがわかった。反射体付き炉心では、炉心内のみの中性子の生成、消滅比として中性子実効増倍係数を定義することは不適当であり、反射体を含む全域で定義する必要があることを指摘した。
平岡 徹
JAERI-M 5234, 97 Pages, 1973/04
パルス実験により観測される即発中性子減衰定数は、反応度の測定やその他の応用に重要な炉定数である。は基本モードの時間固有値でなければならないが、高速増倍系についてはこれまで時間固有値の問題は余り調べられていなかった。高速系の非増倍系、低増倍系および高増倍系における中性子の増倍を大きく変えた系列的な実績およびその解析から、高速増倍系では熱中性子系と異り、核分裂による中性子の増倍のみが基本モードの時間固有値の存在に関係していることが明らかにされている。実際の解析にはSn計算やStorrer-Stievenartの理論による多群解析と共に、中性子のエネルギーを連続として取扱った固有値の理論から導かれた基本モードが存在するためのいくつかの条件が用いられている。このように高速増倍系の時間固有値が実験および解析の面から総合的に調べられている。
平岡 徹; 森口 欽一; 中野 正文; 飯島 勉; 中村 知夫; 平川 直弘*; 能澤 正雄
JAERI-M 4652, 15 Pages, 1971/12
Storrerおよびstievenartによる高速増倍系におけるパルス中性子実験の理論を適用して、裸の天然ウラン体系及び裸のFCAI-5炉心におけるパルス中性子実験の解析を行なった。Storrer等の理論に基づいて書かれたGS-1コードによる解析の結果、実験体系が裸の体系である場合には、パルス中性子が入射してから或る時間が経過した後の中性子の挙動は、Storrer等の理論により良く説明されることがわかった。